皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
ごんべさん |
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平均点: 6.73点 | 書評数: 49件 |
No.3 | 8点 | 蒲生邸事件- 宮部みゆき | 2003/09/30 09:28 |
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ミステリとは言えない。 だって「殺人事件があって犯人が解らない。そして探偵役がいてそれを解決する」からというだけではミステリ小説じゃないですよね。 でもSFとも言えない。 だって「タイムトラベルができる人間が出てくる」からと言ってSFという定義はSF作家には失礼ですよね。 でもエンタテイメントな作品である事には間違いないですよね。 最後まで、一気に読めましたよ。だからこの「点」です。 しかし、「超常現象ありき」の設定がまかり通ってしまえばミステリとしては「?」ですよね。とするともっと厳しい「点」をつけないとイケナイのかな? |
No.2 | 6点 | R.P.G.- 宮部みゆき | 2003/07/18 15:01 |
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実はこの作品が初の宮部作品でした。 話題の作家と言う事で結構控えていたのですが… でもものすごく読みやすくて、以後宮部作品を結構(言うほどではないけど)手に取るようになりました。 そう言う意味では、読みやすくて「良かった」作品でした。 ミステリとしては途中で解ってしまったのですが、読者をうまく惹きつける文体と構成に点を献上したいと思います。 |
No.1 | 8点 | 魔術はささやく- 宮部みゆき | 2003/07/02 13:38 |
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「催眠術とミステリ」という事では松岡圭祐のシリーズの方が愉しめるのであろうが、宮部みゆきの場合は読後感の心地良さがポイントなんでしょうね(今までの採点者の方もその様に言われているようですね)。 彼女の場合は社会派的なミステリが多いように感じますが、この作品が長編第二作ということを考えたら、ある程度手放しで誉めても罰は当らないでしょう。 |