皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
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たかだいさん |
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平均点: 5.19点 | 書評数: 81件 |
No.2 | 6点 | 虚空の糸- 麻見和史 | 2024/12/21 07:02 |
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今回の敵(犯人)は、都民を人質に警視庁を脅迫する凶悪な恐喝殺人犯「MH」
東京都民を1日1人ずつ殺害していく事を宣言し、身代金2億円を払えと要求する大胆不敵な奴です 現場に残された不可解な偽装工作、被害者が殺害かれた理由、身代金2億を巡る犯人と警察の攻防 見所の多い話で、リアリティとフィクションの塩梅が丁度いいのか程良い緊迫感が持続して楽しめる良作かと思います (厳密には毛色がちょっと違いますが)ジェフリー・ディーヴァーの「リンカーン・ライム」シリーズに通じるものがあるなと思っており、新米女性刑事とぶっきらぼうなベテラン刑事のコンビ、さらにその仲間たちの活躍には今後も期待したい所です |
No.1 | 7点 | 石の繭- 麻見和史 | 2024/12/21 06:47 |
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被害者をモルタルで固定した「トレミー」を名乗る猟奇殺人鬼と、それを追う警察の熾烈な攻防を描いた警察ミステリー物
監禁した被害者をモルタルを用いて殺害していく残忍性、わざわざ警察に連絡を取って挑発を繰り返す大胆さ、周到な準備で尻尾を掴ませない慎重さ。それらを兼ね備えた異常者「トレミー」のキャラクター性が話を盛り上げます また、それに対する新米女性刑事と、寡黙でぶっきらぼうなベテラン刑事のコンビや、彼女らが所属する十一係の面々も個性豊かで、作中に度々ある係内での操作会議で要点・疑問点の洗い出しが行われる為に状況を理解し易いのも良かった 個人的に堅い警察ミステリーは苦手な方ですが、こちらは程よく読み易く、手に汗握る展開にも満足できる作品でした |