皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
|
rosebudさん |
|
|---|---|
| 平均点: 7.17点 | 書評数: 6件 |
| No.2 | 9点 | 方舟- 夕木春央 | 2026/05/15 08:01 |
|---|---|---|---|
| <ややネタバレ>
中盤以降で犯人はなんとなく分からなかったのだが、どうしても動機が分からなかった。その動機がこの小説最大のポイントだったとは。 まさに衝撃的な結末。 |
|||
| No.1 | 5点 | 十戒- 夕木春央 | 2025/09/10 03:58 |
|---|---|---|---|
| <ネタバレあり 前作方舟のネタバレも>
率直に言って、最初からこいつが犯人だろうなと思っていた人物が犯人だったので、まあ、そうだろうなと思った。 犯人が最初から分かったというのは、後付けだろうと言われそうだが、これは理論的に説明できる。方舟も犯人は分かったのだが。 警察や探偵のいない素人たちの推理小説では私はまず積極的に推理する探偵役の人物を疑う習性がある。方舟では主人公のいとこであったが主人公と親しくなった女性が終盤で主人公とキスをして、ああこいつが犯人だと思った。意外性というのはそういうものである。ただ、方舟の場合動機が全く分からず、その動機がどんでんがえしの中核だったので衝撃を覚えた。 一方十戒でも当初からいろいろと推理をする主人公に近い立場にある聡明な女性が怪しいと思った、それが最後まで続き、ああそうかという感じで終わってしまった。 これは、この小説の根本的な手法にあると私は考える。 この小説は主人公の一人称で語られるという方式を取っている。しかも、基本的に島に閉じ込められた各人は犯人に部屋からむやみに出てはいけないと命令が課されているので、主人公が各キャラクターと接するのが限られているのである。それで各キャラクターの深堀が出来なくなった。クローズ・サーキットで全員が一つの部屋に入れば一人称も各キャラクターの深堀は出来るが部屋から出てはいけないという設定では各キャラクターのの深堀は不可能である。 つまり、私は初めから主人公に近づき推理そする女性が怪しいと思ったが、それを覆す根拠が何も提示されなかったということである。 |
|||