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bomberさん
平均点: 4.00点 書評数: 1件

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No.1 4点 十角館の殺人- 綾辻行人 2001/11/13 14:11
読み手に対してのヒント提示の公正さとミスディレクションの為の不公正さが読み終わった時に、あるいは犯人が判明した時に「そりゃないでしょう」と思うか「さわやかにやられた」と思わせてくれるか、それが推理小説の醍醐味だと思います。それで評価すると「はめられました」ですし、逆に云うとそこだけを生命線として最後まで持ったかなという本でした(だからそこまでは面白かった)。あれを推理小説としてのトリックと云っていいのか賛否両論だと思います。ある意味で「アクロイド」物ですよね。しかし、エンディング(犯人判明後)はちょっとお粗末。つまり「小説」としてではなく「推理小説」のエンディングとして完全犯罪(完全犯罪で終わる推理小説にはお目にかかれませんが)にしたかったのか探偵(刑事)にあばいてほしかったのか。

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bomberさん
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