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パンやんさん |
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| 平均点: 6.49点 | 書評数: 95件 |
プロフィール ｜ 高評価と近い人 ｜ 書評 ｜ おすすめ
| No.4 | 7点 | 殺意の構図 探偵の依頼人- 深木章子 | 2017/04/29 10:35 |
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| 放火の冤罪事件を巡って話が二転三転するも、すこぶる面白く、まさかまさかのエンディングに驚きのエピローグ。視点の変化による事件の立体化、見え隠れする毒殺犯の正体など、実に緻密でブラックながら、優しい視線も感じられて嬉しいのです。 | |||
| No.3 | 7点 | 衣更月家の一族- 深木章子 | 2017/02/14 12:24 |
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| これから起こる事件に絡みますよという前振りがあるも、全く解らない三件の殺人がそれぞれ面白く、探偵の登場によってパズルが仕上がる手際がお見事。って、その筆力の巧さに乗せられたかのよう。小生思うに著者は今、最高の書き手の一人ではあるまいか。痒いところに手が届くような心地よい語り口とでも云おうか。 | |||
| No.2 | 6点 | ミネルヴァの報復- 深木章子 | 2016/07/12 07:50 |
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| 小説としての文章の練達さに舌を巻く。横手弁護士を軸に読者視線としてストーリーを転ばし、所々睦木弁護士を挟み、謎にヒントを塗して修正させるという展開がうまく、聡明な犯人の更に上を読む推理は神憑ってはいるが、訴訟の矛盾やトリビアも飛出して、何かとお得な一編。 | |||
| No.1 | 8点 | 鬼畜の家- 深木章子 | 2016/04/04 11:16 |
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| 面白い！その滑達な文章、描写のうまさに舌をまく、実にノンストップに読ませる快作であろう。イヤミス度も、エログロ度も薄く、第三章のなんとも言えない違和感からの急転感が堪らない。伏線回収もうまく、気持ち良く騙されました。深木女史、他作品も楽しみですな。 | |||