皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
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谷山さん |
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平均点: 5.83点 | 書評数: 46件 |
No.2 | 5点 | 証明- 松本清張 | 2014/09/06 22:13 |
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短編集ですが、4作どれも「浮気」がテーマになってます。まあこれに限らず松本清張作品は浮気が付き物みたいになってますが、それにしても毎回これだと動機や犯人がすぐ分かってしまいます。
「証明」 倒叙ものですが、作者としては事件が起こるまでの過程が重要で、事件そのものはある意味どうでも良かったのかも知れません。こんな適当な殺人が完全犯罪になってしまってる点からもそんな気がします。 「新開地の事件」 上ですぐ動機や犯人が分かってしまうと書きましたが、これはかなり意外な真相でした。この作品が読めただけでもこの本を読んで良かったです。 「密宗律仙教」 これは酷い。何が悲しくてブスや婆さんばっかり出てくるエロ小説を延々と読まされなければならないのか。ひたすら長い割にオチもしょぼくてうんざり。 「留守宅の事件」 かなり普通なアリバイ崩し物。まあ前の作品で少々気持ち悪くなってたので口直しとして良かったです。 |
No.1 | 3点 | 点と線- 松本清張 | 2014/09/01 18:45 |
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そもそも何で被害者2人が情死したと思い込んでる三原刑事が怪しい人物のアリバイ崩しに必死になってるのか分かりにくかったです。最初から情死に見せかけて殺したと推理していたならともかく。
トリックも時刻表の部分はともかく、他は何を今更ってとこが多く、最後の手紙の部分はかなり醒めた気分で読んでました。 正直アリバイ崩し以外何もない作品という印象ですね。 |