皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
初老人さん |
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平均点: 6.80点 | 書評数: 130件 |
No.4 | 6点 | 毒物殺人- 今野敏 | 2014/07/29 00:34 |
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STシリーズ2作目。今回はフグ毒による死者が出たのを皮切りに 連続殺人事件へと発展していき、STの面々が調査に乗り出す。(ここからネタバレ)事件の最後の局面まで白鷺が直接手を下したものと思っていたが、最終的に自殺教唆並びに幇助の罪で落ち着いたのは意外だった。しかし殺人を実行するのではなく人を直接的に操り殺人を行わせていた事を考えると、殺人教唆の罪に問われる事案であるような気がする。
ドラマ版では多少のアレンジが加えられていたが、概ね原作通りの展開で、これはこれで良かったのではないかと思った。 |
No.3 | 7点 | 黒いモスクワ- 今野敏 | 2014/05/06 20:51 |
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(多少ネタバレ)
STシリーズ第3弾。今回は情報交換のため赴いたモスクワでロシアマフィアのボスが爆死した奇妙な事件を捜査する事になる。 爆発の原因となった事象は今ではテレビドラマでも使われているぐらいありふれたものだが、今回は犯人を一人に断定するのに百合根が一役買っているのが良かった。シリーズの中では比較的クオリティーの高い一冊。 |
No.2 | 5点 | ST警視庁科学特捜班- 今野敏 | 2014/05/04 16:16 |
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(ネタバレ注意)
この作品に出てくるメイントリックに関しては、某有名作家の長編小説に同じものがあるので、オリジナリティといった点では評価が下がる。 やはり純粋にキャラクター小説として楽しむべき一篇なのだろう。 |
No.1 | 8点 | 隠蔽捜査- 今野敏 | 2014/04/16 02:51 |
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竜崎と伊丹の小学生の頃から続く因縁、そして二人が全く正反対のキャラクターという設定がまず良かった。おそらく竜崎は伊丹の事を心のどこかでは許している。だからこそ家 族の問題が持ちあがった際真っ先に相談したのが伊丹だったのではないか。組織の危機管理という重いテーマを扱いながら読後感が爽やかなのも好印象。 |