皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
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∠渉さん |
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平均点: 6.03点 | 書評数: 120件 |
No.2 | 5点 | 夏と花火と私の死体- 乙一 | 2015/02/22 21:26 |
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どうやら初乙一ではないっぽいけど(ジョジョのノベライズをたしか読んだ)、ほぼ初乙一の気分で読んだ(なんだそりゃ)。
しかもデビュー作。読む側もほんの少し力が入る。でも気付いたらいつのまにその力も抜けて、自然体で乙一作品の世界に入り込めてました。物語設定の異色さに比べて乙一氏の作品へのスタンスは非常に明快で、素直な気がした。自然体で書いたからこそ、死体の一人称が際立つし、「優子」の世界観は美しかったのかなと、勝手に自分の中で乙一像を作ってました。シンプルで凡庸な作品だという世評も多いけど、ライトな作風はかなり作者も意識してると思うし、簡単に書ける代物ではないかなと、個人的には感じた。まぁ、フツーに衝撃的だった。 |
No.1 | 6点 | The Book―jojo’s bizarre adventure 4th another day- 乙一 | 2014/02/10 16:24 |
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少年時代をジョジョに捧げていた身としては、こんだけやってくれて嬉しい限りですね。ストーリィなんか明快でいいっすね。クレヨンしんちゃんの映画みたいなわかりやすさで感情移入しやすい。まだまだ活字ビギナな身としてはありがたい。
それでいていつものジョジョのテイストとは違うアプローチで書いている。荒木先生が書いてるわけじゃないし、マンガでもないので、普通にジョジョやろうとしてもつまんないし、そもそも無理かも。そういう意味では感服いたしました。そして感謝と敬意(リスペクト)。億泰、仗助お対決シーンは燃えましたね。あっ、ジョジョだ、みたいな。そしてラストの康一君の、殺し文句には、泣けます。 とにかく良い作品でした。しかも荒木先生が良いと言うのなら、下手な文句は言えません笑。 |