皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
T・ランタさん |
|
---|---|
平均点: 6.16点 | 書評数: 43件 |
No.2 | 6点 | 弥勒の掌- 我孫子武丸 | 2011/05/15 08:08 |
---|---|---|---|
新興宗教を中心とした展開にうっかり騙されてしまいました。
しかし話のスケールの割に、この叙述トリックはどうなのかと思わざるを得ませんが、騙されてしまったものは仕方ありません。 それと二人の主人公が行った行為が重なる辺り、偶然に頼っている部分があるかも知れません。 最後に言わせてもらえれば、宗教団体の真相については置いておくとしてもラストの後味の悪さは好みではありませんでした。 もっともあの主人公には相応しいのかも知れませんが。 |
No.1 | 9点 | 殺戮にいたる病- 我孫子武丸 | 2005/07/06 22:00 |
---|---|---|---|
この作品を読むと『気持ち悪い』という人が多数います。自分も読んでいる途中はそう感じている部分が無くもありませんでしたが、普通の人ならたぶん、何とか行けるでしょう・・・グロさに負けて最後まで読み通せなかった人は損をしています。
どうしても無理、と言う方には無理にお薦めできませんが。 この本はグロ部分が単なる枝葉に過ぎず、ラストの驚愕を描くことこそがメインだからです。自分は叙述物と知って読みましたが、まんまとやられました。終盤で『○○』の死体が発見された時点で頭を抱えてしまい、あのラストです。あのグロもラストを味わうための試練と思えば何ともありません。しかし、あの毒気に若干当てられてしまいましたのでこの点数にさせていただきます。 |