皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
あるびれおさん |
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平均点: 6.39点 | 書評数: 124件 |
No.5 | 5点 | ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。- 辻村深月 | 2009/12/10 05:04 |
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最後の最後で明かされた、チエに関するある事実については驚きもあったけれど、世界を反転させるようなものではなく、ミステリ的な要素はあまりなかった。でも、読書の満足度は低くなかった。登場人物たちと同じ世代の女性が読んだら、もっと深く感じるものがあるのかもしれないけれど... |
No.4 | 5点 | 凍りのくじら- 辻村深月 | 2009/11/10 01:48 |
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これは、わたしもミステリではないと思う。
SFを(Sukoshi Fushigi)なものとして捉えていた藤子・F・不二夫さんへのオマージュで書かれたそうだけれど、この作品自体も『少し・不思議』で楽しめた。 |
No.3 | 5点 | 名前探しの放課後- 辻村深月 | 2009/11/10 01:43 |
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辻村深月という作家がどう仕掛けてくるのか、ということが判ってきてしまったせいか、驚きは強くなかった。でも、ミステリとは別のところで、読者を物語りに引き込む力は強い作家だと思う。 |
No.2 | 7点 | 子どもたちは夜と遊ぶ- 辻村深月 | 2009/10/24 01:59 |
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わたしも、月子にはびっくりしました。そういう所で仕掛けてくるとは思っていなかったので、不意打ちでした。ミステリとしてどうなの?ということになると強く薦めることはできないけれど、のめり込んで読むことができた本だったのは確かです。 |
No.1 | 7点 | 冷たい校舎の時は止まる- 辻村深月 | 2009/06/23 05:29 |
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誰かのインナ・スペースに閉じ込められた登場人物たち。誰が閉じ込めた者なのか、というところがキーになってくる作品だが、結論から言ってしまうと、想像していた解答とはちょっと違ったものの、想定の範囲内の決着だったかな、と感じた。ただ、誤解してほしくないのは、だから面白くなかったか、といえば、十分に面白かったし、他の作品も読んでみたいと思わされるものだった。以下「ネタバレ」になるが、
個人的には「春子」が別の名前(座敷童子的に)で紛れ込んでいると思ったのだが、座敷童子は別に居たのか...まあ、菅原の章を読んでいて、いくつも違和感を感じさせる記述があったのだから、粋な「読者への挑戦」の前に気づけたはずなのだが。 |