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皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止 していません。ご注意を!

江守森江さん
平均点: 5.00点 書評数: 1256件

プロフィール高評価と近い人書評おすすめ

No.276 7点 天才たちの値段- 門井慶喜 2009/05/27 23:04
美術品の真贋を巡る連作ミステリ。
探偵役の設定が絶妙。
デビュー作の第1話が特に素晴らしい。
最終話の終わり方からシリーズ終了らしいのが惜しい。
探偵役を主人公にした新シリーズでもよいから書いてほしい。

No.275 5点 復讐の標的- 門脇恒 2009/05/27 22:57
ゴルフのノンフィクション作家が賭ゴルフミステリーを書いた物。
賭ゴルフのイカサマがミステリーに通ずるところがあり楽しめた。
現在は入手困難な作品なのが残念。

No.274 4点 着ぐるみデパート・ジャック- 水田美意子 2009/05/26 17:55
読み難いし、場面転換も上手くはないが前作より構想は練られ面白かった。
テンポよく読みやすい文章が書けるようになれば大化けする予感がある。
そして、大成してからの作品を読めば良いとも思える。

No.273 2点 殺人ピエロの孤島同窓会- 水田美意子 2009/05/26 17:48
この作品を大人が書いていたら出版されなかっただろう。
わざわざ買っては駄目。
好奇心で読みたいなら図書館で。

No.272 5点 相棒〜劇場版- 司城志朗 2009/05/26 17:41
人気ドラマ相棒の劇場版のノベライズ。
(ネタバレ)
大ヒットした映画とは結末を変えているので微妙にトリック?も違う。
サスペンス部分は映画と変わらないので映像の迫力にかなわない。
相棒マニアならどうぞ。

No.271 5点 白い家の殺人- 歌野晶午 2009/05/26 17:31
初期の作品は島荘推薦の新本格路線まっしぐら。
読みにくい難点を除けば当時の熱気がムンムン漂う。"葉桜"前後の作品と読み比べるのも一興。
※余談
「シナノジョージ」←(大井の重賞勝ち馬)に「いちのせとおる」←(川崎所属の騎手)と、当時の作者は南関東地方競馬に入り浸りだったのだろうか?

No.270 4点 舞田ひとみ11歳、ダンスときどき探偵- 歌野晶午 2009/05/26 17:23
タイトル込みで、又新趣向を試してきた。
今回ばかりは成功するには難しい設定だったか?
水準レベルは維持しているのだろうが・・・。

No.269 6点 密室殺人ゲーム王手飛車取り- 歌野晶午 2009/05/26 17:18
チャットでゲームに参加している人々を俯瞰している感覚だった。
あの手この手と新作で試み成功する。
ホントに懐が深い。
シリーズ次作を見て気付いたが、講談社での猫丸先輩シリーズを意識し、章題「タイトル」を有名作品のモジリにしている稚気は楽しい。

No.268 3点 鬼の探偵小説- 田中啓文 2009/05/26 13:20
作者の他作を先に読み期待が膨らむ。
更に、このタイトルで期待はピークだった。
しかし、ホラー色は薄く怖さなし。
本格ミステリ度も低い。
何故、本格ミステリ・クロニクルで紹介されているのか解せない。

No.267 6点 Rの刻印- ふじしろやまと 2009/05/26 09:54
読者参加型犯人当てミステリーとして問題集だけが発売され、「逮捕状」を送付すれば解決編が貰える。
企画自体が本格ミステリファンには絶賛されると思う。
何年か後に古本屋で入手したら解決編は読めるのか微妙。
小説よりも推理クイズの脚本に近いが推理部分は満足できる。
しいて不満を書けば暗号解読(めんどくさい)しないと逮捕状の完全正解に辿り着かない点。
もう賞品は出ないが未挑戦の方は是非。

No.266 6点 本格・結婚殺人事件- 辻真先 2009/05/25 22:48
このシリーズの主人公が書いた設定の作品が本年度本格ミステリ大賞を受賞した記念に再読しました。
以前に書いた短編3作を上手く利用して、さらに新たな事件も解決する作者らしい構造の作品です。
この作品で主人公達は結婚しました。
本格ミステリ大賞受賞インタビューで作者が続編を書くと宣言?しました。
乞うご期待。

No.265 6点 結婚なんてしたくない- 黒田研二 2009/05/25 22:11
5人の主人公それぞれのストーリーが入れ替わりで描かれたドタバタミステリー。
最後は上手く纏めている。

No.264 6点 42.195- 倉阪鬼一郎 2009/05/25 22:03
実在する以前の東京国際マラソンコースが舞台の誘拐物。
アスリート心理と誘拐犯との駆け引き(推理)の2つが楽しめる。
動機については作者らしいオチだが私は好きではない。

No.263 6点 嘘つきパズル- 黒田研二 2009/05/25 21:50
本のカバーに惑わされてはいけない。
タイトルが「嘘つき」なのだから・・・
パズルが好きなら読むべし!

No.262 5点 クレイジー・クレーマー- 黒田研二 2009/05/25 21:47
ネタバレ
単にクレーム処理の日常を描いた小説だと思って読み進めると・・・やられる。
ただ、やられた爽快感は味わえないのが残念。

No.261 7点 平台がおまちかね- 大崎梢 2009/05/25 18:42
書店物がネタ切れで路線変更したと思ったら、出版社の営業に舞台を変えて得意分野に戻ってきた。
さすがに本にまつわるミステリならはずれはない。
次あたりで書店物のシリーズキャラがゲストで登場しそうで続編が待たれる。

No.260 5点 夏のくじら- 大崎梢 2009/05/25 18:38
この作品からミステリ色が薄くなった。
青春ミステリ?より高知の「よさこい」紹介小説と思えば楽しい。

No.259 4点 片耳うさぎ- 大崎梢 2009/05/25 18:36
書店物以外にどんな作品を書くのか期待していた。
まさか子供向け路線に行ってしまうとは・・・
親子で読むミステリ入門ならお薦め。

No.258 4点 スノーフレーク- 大崎梢 2009/05/25 18:33
だんだんミステリから離れてきている。
過去の事件を遡る青春ミステリ。
この作者に書店物以外で期待してはいけないのか?

No.257 7点 アコギなのか、リッパなのか- 畠中恵 2009/05/25 17:09
選挙絡みの日常の謎を描いた連作短編集。
選挙部分の取材不足は否めない。
しかし、小説として面白い。
最終話の流れから完結した感があるが、登場人物達のキャラが気に入ったので続編を期待している。

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江守森江さん
ひとこと

※「読書(ミステリ)は趣味で娯楽」「相容れない主張(嗜好)は、どこまでも平行線」を標榜している。
※多くの作品に接する努力として、映像化作品で済ます等々、ファジーな方法を常に模索している(本質的...
好きな作家
高木彬光、天藤真、平石貴樹、古野まほろ (ミステリーに限定しなければ一番は梶山季之...
採点傾向
平均点: 5.00点   採点数: 1256件
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