皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
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測量ボ-イさん |
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| 平均点: 6.25点 | 書評数: 641件 |
| No.261 | 5点 | 各務原氏の逆説- 氷川透 | 2010/10/17 14:02 |
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| 一応楽しめましたが、氏の他の作品と同様に解決編で説明
不足の傾向があるのが不満点です。特に第一の事件かな? 第二の事件のチェスタトンばりのトリックはなるほどと思 いました。 それと目次にあった重要人物が一人抜けている・・とのオ チは理解できましたが、謎の解明とはあまり関係がないよ うに感じました。 |
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| No.260 | 6点 | まほろ市の殺人 秋- 麻耶雄嵩 | 2010/10/15 20:16 |
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| (少しネタばれ)
枚数の制限がある中では、なかなかの作品ではと思います。 「真幌キラ-」の犯人の正体は僕でも想像つきましたが、 登場人物の身内におこる殺人の犯人当てはかなり難解。 でもタネあかしの論理は納得できる内容です。 |
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| No.259 | 5点 | せつないいきもの 牧場智久の雑役- 竹本健治 | 2010/10/09 14:07 |
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| <青い鳥、小鳥>
よくあるオチです。見せ方はそれなりに工夫されて いますけど。 <せつないいきもの> 表題作ですが、謎の設定が魅力的な割に解決は平凡 な印象。 <蜜を、さもなくば死を> こんな暗号は解けません(笑)。 総じて平凡な印象ですが、これはこれで楽しめました。 |
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| No.258 | 8点 | 二の悲劇- 法月綸太郎 | 2010/09/29 18:13 |
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| 冒頭やや読みづらかったですが、軌道にのったらアッという
間でした。 氏の作品を読んだのは「雪密室」「誰彼」に続き3作めです が、その中では一番良かったです。敢えて難点をいえば提示 された伏線では真相を推理するのが困難なことくらいでしょ うか? 決してハッピ-エンドでなく題名通りむしろ悲劇なのですが、 読後に不快感がある訳ではなく、いい意味での余韻に浸れる 良作です。 |
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| No.257 | 6点 | 名探偵 木更津悠也- 麻耶雄嵩 | 2010/09/25 13:14 |
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| 氏の短編集をはじめて読みました。
「白幽霊」 犯人の意外性、というより動機の意外性が楽しめました。 個人的には本短編で一番良い出来と思います。 「禁区」 タイトルは気が利いていますが、内容は平凡な印象。 「交換殺人」 この犯人は指摘しずらいと思いますが、きちんと伏線が はられているのはさすがです。 「時間外返却」 ビデオを時間外返却しなければならない理由は納得しか ねる部分ありますが、他の伏線から真相の推理は確かに 可能ですね。 総合評価ではまず水準レベルですが、本格色が強い構成 なのは好感持てます。 |
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| No.256 | 4点 | 生ける屍の死- 山口雅也 | 2010/09/19 14:04 |
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| この作品は題名から来る連想とは随分違う印象でした。
舞台は外国、登場人物の殆どが外国人でしかも多く、国内 作品にもかかわらず、その読みにくさは翻訳もの作品並み で、読書にたいそう時間を要してしまいました。 肝心の評価ですが、生きていると思われた人間が実は・・ ・というオチで多くをかたづけられると、あまり良くない 意味で「何でもあり」になってしまっているような気がし ます。 皆さんは割と高評価ですが、僕にはちょっと合いませんで した。 |
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| No.255 | 6点 | 告白- 湊かなえ | 2010/08/27 20:53 |
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| 妻と娘の推奨作品を読みました。
小説としては確かに良かったです。何が正義で、何が悪なの か、考えさせられますね。 でも推理小説としては?なので、このサイトでは採点を辛め にせざるを得ません。 |
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| No.254 | 6点 | 妖霧の舌- 竹本健治 | 2010/08/18 21:10 |
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| 伝説の名作「箱の中の失楽」で有名な氏の作品。
前述の作品の印象が強すぎ、他の作品をあまり読んでなかった のですが、こういうのも書くのですね。 本格というよりも、ややサスペンス色が強い作品ですが、サラ っと読めたし、楽しめました。 氏の他の作品にもまた手を出してみます。 |
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| No.253 | 7点 | 翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件- 麻耶雄嵩 | 2010/08/18 21:01 |
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| 皆さんの書評を拝見すると賛否両論あるようですが、僕に
とっては満足いく作品です。 文章の読みづらさはそんなに感じませんでした。 ツッコミどころは、他の方の指摘にもありますように、こ の真犯人にこの犯罪がなし得るか?というところですが、 僕にとってはそんなに気にならなかったです。 |
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| No.252 | 5点 | ナイン・テイラーズ- ドロシー・L・セイヤーズ | 2010/08/13 10:36 |
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| 英国女流作家では、クリスティと並び称される氏の作品。
けれどもそんな本国においての名声とはうらはらに、日本 ではマイナ-作家扱いにされてしまっています。やはり作品 数が少ないからなんでしょうか? さて肝心の評価の方ですが、正直難しいですね。題材にされ ているのが、教会の鐘の鳴鐘術で、僕も含め予備知識のない 人間には理解にかなり労力を要します。勿論文章自体の読み 辛らさ(翻訳ものとしては、これでも標準的?)はありまし たが。 という訳で、謎の提示や謎解き自体はつまらなくはないです すが、評価としてはこの辺が妥当かと。 僕自身が英国人なら、もっと高評価できるのではと思います。 |
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| No.251 | 7点 | 本格ミステリーを楽しむ法- 評論・エッセイ | 2010/08/07 08:46 |
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| 鮎哲ファンなら必読の書。面白かったです。
本が実家にあるので最近読んでいませんが、また読みたくなってきました。 |
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| No.250 | 3点 | 世界の名探偵50人- 事典・ガイド | 2010/08/07 08:44 |
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| う-ん、これねえ・・・
初めて読んだときはそんなに感じませんでしたが、いまあらた めて思うと、やはり功より罪が多いというべきでしょうか。 普通ミステリガイド本などでも、ある作品の結末やトリックに 触れる場合は、「○○頁に○○のメイントリックについて触れて おるので、未読の方は注意!」などの但し書きを書くのが今で は常識化されています。 その点、この本は無節操すぎる嫌いがあるのではと思います。 採点は正直迷いますが、皆さんの平均的レベルで。 |
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| No.249 | 7点 | 新本格謎夜会〜ミステリー・ナイト〜- 事典・ガイド | 2010/08/01 12:13 |
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| 綾辻、有栖川をはじめとするミステリ作家の謎解きとト-ク
ショ-を折りまぜたイベントの模様を収録した本。 結構、面白かったです。 イベントで使用された課題(謎解き)も意外と本格的でした。 僕自身も、密室の謎は大体想像つきましたが、犯人指摘には 至りませんでした。 あとト-クショ-で好きな作品を聞かれるシ-ンがあり、麻 耶雄高氏が「グリ-ン家殺人事件」、有栖川有栖氏が「黒い トランク」を挙げていたことが妙に嬉しかったです。 |
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| No.248 | 8点 | 螢- 麻耶雄嵩 | 2010/07/25 18:15 |
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| これは新味のあるトリックですね。
叙述トリックと判っていても、してやられた感じです。 嵐の山荘というベタな設定も、僕のようにこういうのが好きな 人間にとってはポイント高くなってしまいます。 従い、高評価になりました。 |
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| No.247 | 6点 | Rommy- 歌野晶午 | 2010/07/18 21:41 |
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| トリックや真犯人は比較的平凡ですが、構成にはかなり
個性のある作品ですね。 作者の音楽に対する造詣の深さが味わえましたが、私見 では真相にアンフェアな部分があるとみて、その分減点 しました。 |
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| No.246 | 9点 | 東西ミステリーベスト100- 事典・ガイド | 2010/07/15 17:34 |
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| こうさんと同じく、今の僕のミステリ観に大きな影響を
与えている一冊。 次に何を読もうか?というとき、いまだにこれを見ると きがあります。 この本の出版からもう20年以上経つんですね。週刊文春 さん、久々にこの企画やりませんか? |
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| No.245 | 6点 | 花嫁は二度眠る- 泡坂妻夫 | 2010/07/15 17:29 |
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| 普通に楽しめましたが、やや平凡な印象?
犯人の意外性はそこそこありました。 |
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| No.244 | 7点 | 宛先不明- 鮎川哲也 | 2010/07/07 18:17 |
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| この作品の書評をアップしていなかったことに最近気づき
ました。 電報を用いた氏得意のアリバイトリックでなるほどなかな かよく考えられています。 これで氏の長編作品はグランドスラム(全部書評した)かも。 |
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| No.243 | 6点 | 赤い館の秘密- A・A・ミルン | 2010/07/07 18:14 |
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| 童話作家として有名な作者が結唯一書いた推理小説ですが、
有名古典作品です。 驚天動地のトリック、意外性、どんでん返しがある訳では ありませんが、普通に楽しめるミステリかと思います。 |
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| No.242 | 6点 | 四〇九号室の患者- 綾辻行人 | 2010/07/04 20:16 |
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| この作品、まだこのサイトで未収録だったのですね。
僕が読んだのは10年ほど前ですが、著者がデビュ-前まだ アマチュア時代に書かれた作品だそうです。 長編というより中篇に近いボリュ-ムで一気に読めます。 内容はいわゆるひとつの(?)叙述トリックですが、アンフ ェア感はなく、万人に楽しめるのでは思います。 すれっからしの方にはもの足りないかも知れませんが、ミス テリ初心者には特にお薦め。 |
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