皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
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nobiinuさん |
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平均点: 6.23点 | 書評数: 13件 |
No.3 | 8点 | 時計館の殺人- 綾辻行人 | 2009/03/03 21:12 |
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「どうやって殺したか」「なぜ殺したか」に重きを置かれた作品だと思う。事件の背景が良く練られていて、真相が語られたときには軽く震えた。
トリックのアイデア自体はそれほど意外性のあるものではなかったが、「それをこの規模でやるのか!」という感じ。そのトリックの背景もしっかりと書かれているのが良い。 どんどん殺人が行われていくが、殺されるキャラクターが意味深な台詞を吐いて死んでいくので、人が死ぬたびに先が気になる(不謹慎かな・・・・・・)なので、600ページも苦にならなかった。 |
No.2 | 6点 | 水車館の殺人- 綾辻行人 | 2009/03/03 20:58 |
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良く言えば「王道」、悪く言えば「ありがち」な作品。だが、プロローグで事件の全体像をぼんやりと示してから過去と現在を行ったり来たりする書き方はうまいと思った。ミステリを読み慣れている人ならかなり早い段階で犯人がわかってしまうと思うが、それを確かめながら読んでもそれなりに楽しめると思う。 |
No.1 | 8点 | 十角館の殺人- 綾辻行人 | 2009/03/03 20:54 |
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ミステリにはまるきっかけを作ってくれた作品。意外な犯人にはびっくり。「十角館の殺人」って題名からしてトリックだったように思う。
キャラクターも個性があって好きだったが、大学のサークルに所属し、その仲でも特に仲の良いメンバーが集まっている割には会話がギクシャクしすぎな印象を受けた。こんなメンバーで孤島の館に合宿なんか行くか? できれば島田潔の推理が見たかった。「そして誰もいなくなった」を意識してあのような終わり方をしたのだろうが、いまいちすっきりしなかった。 それでも、総合的には大満足。上の意見にしたって粗捜しに過ぎない。「あの一行」の衝撃は細かい不満など全て吹っ飛ばしてくれた。 |