皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
mozartさん |
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平均点: 6.02点 | 書評数: 208件 |
No.15 | 5点 | 君に読ませたいミステリがあるんだ- 東川篤哉 | 2024/01/26 10:44 |
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作中作(連作)と最後での「仕掛け」にはそれなりにひねりがあって良かったと思うのですが、キャラ同士のやりとりを含めてラストシーンとかちょっと引いてしまう印象があったのも事実です。
以前は烏賊川市シリーズをはじめ本作者の作品群がとても好きだったのですが近年の作品にはそれほど魅力を感じなくなっている自分に気付きました。本作品も従来作のテイストと何ら変わるところはないと思うのですが……。 多分昨今のラノベ風/青春ミステリーとか特殊設定モノとかを好んで読むようになった自分の感性が変化したのだと思います。 |
No.14 | 5点 | 探偵さえいなければ- 東川篤哉 | 2018/01/29 17:14 |
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久々の烏賊川市シリーズということで期待が大きかったのですが、短編集だったせいか、レギュラーメンバー間のやりとりも少なく、「本格度」も「ユーモア度」もちょっと薄味だったかな、という印象です。同シリーズでは、できれば長編を読みたいところです。 |
No.13 | 5点 | 探偵部への挑戦状 放課後はミステリーとともに2- 東川篤哉 | 2015/09/26 16:27 |
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本格テイストは薄味ですがすらすら読めました。作者のギャグ感は結構自分のような「高齢者」向きなのかな、と。涼とうるるの「対決」もなかなか面白かったけど、もうひとひねりあっても良かったと思いました(特に二度目)。 |
No.12 | 3点 | ライオンの歌が聞こえる- 東川篤哉 | 2015/09/10 14:24 |
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前作と比べてもキャラクターの魅力不足は相変わらずで、ギャグ度、ミステリー度ともさらに薄味と感じました。特に最後の「消えたフィアットを捜して」はいくら何でも……。 |
No.11 | 6点 | 純喫茶「一服堂」の四季- 東川篤哉 | 2015/03/04 16:54 |
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それぞれの話が、いつも通りのギャグが鏤められていながらも中身はしっかり「本格」だったのでかなり楽しめました。最終話での仕掛けも、ほのぼのとしたエンディングにも好印象を持ちました。 |
No.10 | 4点 | 魔法使いは完全犯罪の夢を見るか?- 東川篤哉 | 2014/12/19 06:54 |
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魔法使いの少女と被虐嗜好の刑事という一風変わった「コンビ」という設定は目新しさはあるものの、二人のキャラクターが今一つ内容にフィットできていないような気がします。ミステリーとしてはこの著者の他の短編作品と同様、小粒ですがそれなりに「本格」になっており、要は登場人物の魅力の差が作品に対する好き嫌いを左右していると言えるのでしょう。 |
No.9 | 4点 | ライオンの棲む街- 東川篤哉 | 2014/12/18 14:20 |
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ボケとツッコミ役を配したギャグは安定していてそこそこ面白いと思いましたが、ネタはそれほど凝ったものはなく、全体として軽めにまとまっていると思いました。
基本的には他のシリーズと同じようなパターンなので、エルザのキャラクターを好きになれるかどうかが本作(シリーズ?)を気に入るかどうかのポイントかと思います。自分としては烏賊川市シリーズの鵜飼の方がずっと好きでしたが・・・。 |
No.8 | 5点 | 謎解きはディナーのあとで 3- 東川篤哉 | 2013/11/10 17:23 |
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ミステリーとしては1や2と比べると小粒感が拭えませんが、登場人物達の魅力は相変わらずで、そこそこ楽しめました。 |
No.7 | 4点 | 私の嫌いな探偵- 東川篤哉 | 2013/09/26 18:56 |
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このシリーズとしてはギャグ度も「本格」度もイマイチかな。今後の朱美の「立ち位置」がどうなって行くのかちょっと「心配」だけれど。 |
No.6 | 4点 | 館島- 東川篤哉 | 2012/09/26 15:03 |
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メイントリックは確かに大がかりだけれど、それほど意外性も感じられなかった。何より、探偵役のコンビが、烏賊川市シリーズのコンビ(トリオ)に比べて、魅力が乏し過ぎ。 |
No.5 | 7点 | ここに死体を捨てないでください!- 東川篤哉 | 2012/09/10 15:22 |
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これまでに読んだ烏賊川市シリーズの中でも、ギャグ度は出色だと思う。本格ミステリーとしても十分考えられていて、大がかりなトリックとともに十分楽しめました。 |
No.4 | 5点 | 密室の鍵貸します- 東川篤哉 | 2012/09/08 12:04 |
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烏賊川市シリーズの「第1作」をやっと読みました。後作品群を先に読んだ者としては、砂川警部が思ったよりも「まとも」な役割だったのがちょっと意外かも。
動機については・・・・。 まぁ、それに比べれば、戸村君も、その後の「お嬢様」のアタックなど「屁」でもないでしょうね。 |
No.3 | 6点 | 完全犯罪に猫は何匹必要か?- 東川篤哉 | 2012/09/02 18:22 |
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テンポ良く読了。最初の殺人の動機については、「猫」事情に詳しくないのでちょっと納得できなかった。メインのトリックについても、「どこかで見たような・・・」感が拭いきれず、ちょっと拍子抜けかな。とは言っても、各登場人物のキャラクターの魅力は、シリーズ作品としても十分で、非常に好感が持てました。 |
No.2 | 7点 | 交換殺人には向かない夜- 東川篤哉 | 2012/08/20 13:53 |
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こうしたトリックには悉く引っかかってきたのですが、さすがに二人のキャラクターがダブり過ぎだったので、怪しみながら(?)読んでいました。最後にもう一ひねりあったので、結果的には見事に騙されてしまいましたが・・・。ギャグ度も(過剰ではなく)良い具合で、大変楽しめました。 |
No.1 | 6点 | 密室に向かって撃て!- 東川篤哉 | 2012/08/06 14:13 |
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「ベスト本格ミステリ2012」に収録されていた「雀の森の異常な夜」を読んで、烏賊川市シリーズが気に入ったので、図書館で借りてきました。「謎解きは・・・」に比べるとギャグ度(?)はそれほどではないけれど、本格度(?)はそこそこ、といった感じです。ただ、「謎解き」自体はそれほど意外性はなく、犯人もあの程度の理由でホームレスを殺害する、というのはどうかな~、と・・・。
それでも、鵜飼探偵のキャラクターは大変気に入ったので、他のシリーズ作も是非読んでみたくなりました。 |