皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
ロビンさん |
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平均点: 6.56点 | 書評数: 130件 |
No.4 | 6点 | 日曜の夜は出たくない- 倉知淳 | 2008/12/26 20:02 |
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短編のほうはそれなりに満足のいく作品が多かったけど、こういったメタっぽい構造はどうも苦手だなぁ。
ただ、猫丸先輩の強烈なキャラクターは読んでいて楽しい。 |
No.3 | 6点 | 壺中の天国- 倉知淳 | 2008/12/07 18:01 |
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この人の作風というか描く世界観が連続殺人という猟奇性に合っていないため、緊迫感や恐怖感といったものはまるで感じられない。
とはいうものの、いったいどうやって事件を解決するのかと思いきや、いたるところに伏線が散りばめられていたのね。なんというか「無から有を生み出す」ロジック。 欲を言えば、狂気に隠された正気を期待していたが、結局動機は狂気のまま。 ただ、探偵役の人物の「壷中の天」の思想には賛同。おそらく僕も含めて、このサイトに書き込みをしている他のみなさんにとっても、ミステリーが「壷中の天」なのでしょう。 「男が自分の弱いところを見せるのは、好きな女の前だけだ」とは、言うねえ笑 |
No.2 | 8点 | 過ぎ行く風はみどり色- 倉知淳 | 2008/10/06 19:44 |
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物語の構成上、「もしや……」と身構えていたが、その真相は自分の予想の範囲を上回るものだった。
多少強引だが、破綻のない論理。トリックではなくロジックで解き明かされる密室の謎。 緻密すぎる描写で、小さな伏線をさらに小さくして埋没させている。些細な相違点には絶対に理由があるのだと再認識させられた。 ちょっぴり切なくて物悲しい、だけど爽やかな読後感は心地よい。これからも氏の作品を追いかけたい。 |
No.1 | 8点 | 星降り山荘の殺人- 倉知淳 | 2008/08/24 21:20 |
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いやあ、良かったです笑
一応「新本格」作品なのであそこの文章は疑ってたんですけど、てっきりあのシーンのもう一人のほうを探偵役だと思い、登場人物表を見たら名前が載っていない。ってことは、探偵役は素直に彼なのか……。と信じてしまった。「見破ったつもりが騙されていた」という一番「やられた!」なパターンでした。 ヤカンと糸のロジックも素晴らしかったです。一つの些細な点から緻密な論理を繰り広げていく。トリックよりもロジック派の人間には楽しめました。 ただ、探偵役が交代してからはロジックの切れがいまいち。なのでちょい減点です。 |