皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
ウィンさん |
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平均点: 6.15点 | 書評数: 55件 |
No.3 | 6点 | サイン会はいかが?- 大崎梢 | 2010/09/25 12:26 |
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やっぱり短編の方が面白かった。
長編も面白くなくはないが、短編の方が"書店ミステリ"としての良さが出ていると思う。 短編5編が収録されているが、「君と語る永遠」と「バイト金森くんの告白」が良かった。 特に「君と語る永遠」は、1人の子供の人物像が読んでいて、二転も三転もした。 でも、最後はいい感じで終わりめでたしめでたし。 |
No.2 | 5点 | 配達あかずきん- 大崎梢 | 2010/09/25 12:20 |
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書店ミステリーという名の通りのものだった。
そして初っ端から「パンダは囁く」で驚いた。 これはよくできていた。 後は「六冊目のメッセージ」。 表題作はイマイチ。 やっぱり書店ミステリーなんだから書店から出ちゃダメだ。 ちなみに表紙はよく見てみれば、過去のミステリフロンティア配本の作品がぎっしり並べられてできている。 これもなかなかおもしろい。 そしてなぜか、この「配達あかずきん」の表紙だけが白背景に黒字で縦に「配達あかずきん」とだけ。 |
No.1 | 5点 | 晩夏に捧ぐ- 大崎梢 | 2010/09/25 12:11 |
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書店で起こる事件だから書店ミステリーなのに、出張しちゃっていいのかよ、と思っていたが、
やっぱりこだわっている。 出張先は老舗の書店だった。 事件そのものにも小説の原稿が関わってくる。 なかなかよかったと思う。 ただ、あまりにも簡単に事件を解決しすぎだ。 読んだ限り、事件を解決できるだけの手がかりがそんなあったように思えない。 それなのに事件を解決するなんて、書店員をやめて探偵になったほうがいいとしか思えない。 次回作も執筆中とのこと。 今度は短編集らしいので楽しみ。 このシリーズがずっと続いてくれると嬉しい。 |