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[ トラベル・ミステリ ] 豊後水道殺人事件 宮之原警部シリーズ |
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木谷恭介 | 出版月: 1999年04月 | 平均: 3.00点 | 書評数: 1件 |
勁文社 1999年04月 |
角川春樹事務所 2002年12月 |
No.1 | 3点 | 臣 | 2013/07/29 17:28 |
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このトリックはいくらなんでも無理(気付かれる可能性は高い)だろ、という感じです。
それに宮之原警部シリーズだからといって、捜査が手詰まりとなったところ(後半)で警部を登場させ、スピード解決させるのはいかがなものでしょうか。 探偵シリーズものでは、名探偵が後半に登場するというパターンはよく見かけますが、本作についていえば、中盤までの主人公、大鷹鬼平にこつこつと最後までがんばってもらったほうが、地道な捜査と推理を楽しめたような気がします。 なお、期待していた旅情は、まずまずといったところでしょう。 本作に登場するアンティーク時計、これは嘘っぽいなぁ。 同シリーズは、まだ2作を読んだだけで、いまだ宮之原警部の個性はよく理解できず、どんなタイプなのかわかっていません。 登場人物の発言から、名探偵であることだけはたしかなようです。宮之原警部に対するキャッチ・フレーズ、『シャーロック・ホームズもエルキュール・ポアロも裸足で逃げだす名探偵』には笑えました。 |