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岡江多紀 出版月: 1994年03月 平均: 7.00点 書評数: 1件

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実業之日本社
1994年03月

No.1 7点 こう 2012/02/06 01:10
 以前ガイド本で折原一の推薦があり手にとってみました。
刑法39条「心身喪失」「心身耗弱」を扱った重厚なミステリでした。
 統合失調症(本文では精神分裂症)の殺人者の責任能力、精神鑑定がテーマでとにかく重厚です。
 複数の殺人事件が扱われ多視点のストーリーですがとにかく視点がすぐに飛び大概の登場人物が名前(姓が省略)で語られるので誰のことなのかわかりにくいのが難点でした。文庫化されてないので登場人物表がないのが残念です。
 複数のストーリーが最終的にまとまるわけではなくストーリーのまとめはかなり不満は残るんですがリーダビリティの高い1冊でした。


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岡江多紀
1994年03月
鑑定主文
平均:7.00 / 書評数:1