皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
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獣たちの熱い眠り |
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勝目梓 | 出版月: 1978年12月 | 平均: 4.00点 | 書評数: 1件 |
徳間書店 1978年12月 |
講談社 1999年05月 |
No.1 | 4点 | 江守森江 | 2010/03/22 22:13 |
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官能バイオレンスがミステリーの範疇に含まれるのか判断は微妙で、含まれるとするならSM小説の大家である団鬼六や千草忠夫の一部作品はミステリーになってしまう(複雑な心境)
暴力的なバイオレンスに主眼を置いた大藪春彦とは違い、官能的なバイオレンスに力点がある。 官能的バイオレンスとSMの違いは合意のもとに成立しているかどうかなのだが、小説ではどちらも強姦で違いは感じられないのが残念。 この作品を映画化した村川透監督が「土曜ワイド劇場」などで監督としてクレジットされていて驚いた。 脚本家「葉村彰子」名義の一員として書いた「江戸を斬るⅡ」での遠山桜を見せ付け‘ない’金さんが作者では一番秀逸だと思っている。 |