海外/国内ミステリ小説の投稿型書評サイト
皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止 していません。ご注意を!

[ 本格/新本格 ]
玄い女神
建築探偵シリーズ
篠田真由美 出版月: 2000年07月 平均: 5.00点 書評数: 2件

書評を見る | 採点するジャンル投票


講談社
2000年07月

No.2 3点 Tetchy 2010/07/12 21:29
なんとも読みにくさを感じる小説だ。特に場面が思い浮かばない。添付された舞台となる恒河館の見取り図と作内で騙られる場面が結びつかない。
見取り図にはない部屋の室名で場面が語られるため、非常にシンプルな構造をしているにもかかわらず、いやそれがゆえにそれぞれの人物がどの部屋にいるのか、どの部屋を指しているのかが解りにくい。

また物語のテーマが今回はインド神によるところが大きいのも逆にこちらの興味を殺ぐ結果となった。過去の死亡事件に関わった人々にそれぞれインド神を擬えるというのはなんとも漫画的で愕然としたものだ。ミステリアスな死者の言葉がなんとも陳腐なものとして響いてしまった。

No.1 7点 vivi 2007/12/22 02:49
10年前のインドでの密室殺人と、
現在の群馬の山奥のプティ・ホテルの殺人。
この2つの関係にやきもきしつつ、
建築探偵・桜井京介の動向に目が離せない・・・

「解ける」作品ではありますが、
キャラクターの過去にも大きな興味を呼び起こす作品でした。


キーワードから探す
篠田真由美
2015年06月
誰がカインを殺したか
平均:6.00 / 書評数:1
2014年03月
屍の園
平均:6.00 / 書評数:1
2013年08月
さくらゆき
平均:7.00 / 書評数:1
2013年07月
わたしはここにいます
平均:6.00 / 書評数:1
2011年01月
燔祭の丘
平均:6.67 / 書評数:3
2010年01月
閉ざされて
平均:6.00 / 書評数:2
2009年01月
黒影の館
平均:4.50 / 書評数:2
2007年06月
一角獣の繭
平均:5.50 / 書評数:2
2006年07月
聖女の塔
平均:3.50 / 書評数:2
2005年07月
すべてのものをひとつの夜が待つ
平均:5.00 / 書評数:1
2005年04月
胡蝶の鏡
平均:6.00 / 書評数:2
2004年06月
失楽の街
平均:4.50 / 書評数:2
2004年03月
アベラシオン
2003年10月
魔女の死んだ家
平均:5.00 / 書評数:1
2002年08月
綺羅の柩
平均:5.00 / 書評数:2
2001年08月
月蝕の窓
平均:5.33 / 書評数:3
2001年06月
センティメンタル・ブルー
平均:5.00 / 書評数:1
2000年07月
玄い女神
平均:5.00 / 書評数:2
2000年04月
仮面の島
平均:4.67 / 書評数:3
1999年04月
桜闇
平均:6.00 / 書評数:3
1998年05月
美貌の帳
平均:6.00 / 書評数:3
1997年04月
原罪の庭
平均:5.25 / 書評数:4
1996年07月
灰色の砦
平均:6.67 / 書評数:3
1995年11月
翡翠の城
平均:4.00 / 書評数:2
1995年10月
ルチフェロ
平均:3.00 / 書評数:1
1994年09月
未明の家
平均:6.67 / 書評数:3
1994年08月
祝福の園の殺人
平均:6.00 / 書評数:1
1992年08月
琥珀の城の殺人
平均:5.50 / 書評数:2