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ミステリの祭典

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ミスタさんの登録情報
平均点:10.00点 書評数:1件

プロフィール| 書評

No.1 10点 生ける屍の死
山口雅也
(2002/09/08 00:58登録)
人は死ぬ瞬間、自分の人生を走馬燈のように振り返る。その走馬燈の中の自分もまた死の瞬間、自分の人生を見る。だから、人の意識は永遠だ。というような話が作中出たと思う。で、エピローグの最初の一行で南に走っていた車が、最後の一行で反対に走っている。これは本編の最初の一行と同一である。つまり、この作品も永遠に終わらない。グリンも永遠にいき続ける。自分はこう解釈して勝手に感動した。

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