Q2.ミステリ以外によく読むジャンルはありますか? |
食べ物に関するエッセイ。料理のレシピ本(丸元淑生氏のもの)。将棋の定跡書。ミリタリ・戦記。(メカの発展史など)
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Q3.一番最初に読んだミステリは?それはいつ? |
覚えていない。ただ中学生の時、「瀕死の探偵」を読んで「ホームズ、死んじゃうのか」と心配した記憶がある。
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Q4.ミステリにはまったきっかけの作品は? |
ロード・ダンセイニ 「二壜のソース」
<br>僕にとって「驚愕の最後の一行モノ」のベスト。(そんなジャンル、あるのか?)
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<br>ロバート・ブロック 「サイコ」
<br>この種のトリックを読んだ最初の本。今でもこれは
<br>ホラーなんかではないし、叙述でもない純粋なミステリだと思っている。
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Q5.新作が出たら(高くても)必ず買う作家は何人いますか? |
ハードカバーなら買わない。ノベルズなら2人。
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Q6.一番たくさん人に薦めた作品は? |
説得力がないので推薦はしない。
<br>一番面白かったのは「占星術殺人事件」。 今は、これを読んだときの愉悦を再体験したくて、惰性で(ミステリを)読み続けているようなものだ。
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Q7.あなたの読み方の特徴は? |
普通だと思う。先ず犯人を確認し、安心してから読み始めることはしない。
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Q8.ミステリの中で、特に好きなジャンルや設定はありますか? |
いわゆる「本格」モノ。
<br>試験に出るんじゃないかと思ってセッセと読んだ時期がある。(ん?何の試験だ?)
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<br>だが「密室」ものは好きではない。トリックがよく理解できないのだ。
<br>まあ、いいや。どうせ試すこともないだろうから…。
<br>あ、海外の「吊り上げる」のと、国内の「投げ入れる」「滑らせる」のは好きだ。
<br>あれは〇〇〇〇ではないかとのスルドイ指摘があったが。
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Q9.逆に、あまり好きではないジャンルや設定はありますか? |
「本格」のカオをして実はそうではなかったもの。
<br>比喩ではなく「ヒトの皮をかぶる人間」くらいにキライだ。
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Q10.あなたのミステリ観に影響を与えた人物・書物・団体等は? |
まちがいなく、この「ミステリの祭典」。
<br> 最近出版されたものは、ほとんど読んでいないので、格好の水先案内人だ。
<br>「この人が高得点をつけているので、今度読んでみよう」という具合に。
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<br> それから、僕はなぜか、京極氏の作品を面白いと思えないのだ。
<br>きっと自分が蓼喰い虫だからだ、と思っていた。
<br>そんな時、このサイトの「姑獲鳥」と「ハコ」の欄で、(むろん比喩だが)「(京極氏という)王様はハダカじゃないのか」と訴えた書評と、「陰摩羅鬼」で、この王様がミステリというケープの代わりに羽織っているものを解明してくれた書評を読んだ。奇しくもお二人とも「意地だけで読み終えた」と書いていた。
<br>これを読んで、「ああ、好きじゃない皿が回ってきたら取らなくたっていいんだ。試験、赤点でもイイや」と思った。(だから何の試験なんだってば!)
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