Q1.月に何冊くらいミステリを読みますか? |
10冊が大体の平均です。最近はミステリ以外のジャンルもよく読みますが、やはりミステリーを読む前はワクワクしますね。金額は大体五千円前後でしょうか。
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Q2.ミステリ以外によく読むジャンルはありますか? |
ジャンルは基本的に問いません。最近では、あさのあつこや森絵都など、才能のある児童文学作家が多いので、児童書も読むようになりました。
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Q3.一番最初に読んだミステリは?それはいつ? |
多分、ホームズ物の何かだと思いますが、あまり覚えていません。記憶にあるのは、クリスティーですね。エルキュール・ポワロが大好きで、小学生の頃は児童向けの「ポワロシリーズ」をかなり読みました。
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Q4.ミステリにはまったきっかけの作品は? |
ミステリファンの方には、不評かと思いますが、内田康夫の「浅見光彦シリーズ」です。今でも大ファンで、ほとんどの著作を読んでいると思います。『津和野殺人事件』や『白鳥殺人事件』など、充分本格を標榜できる作品だと思うのですが・・・。これらにはまり、吉村達也、赤川次郎、はやみねかおる、森博嗣と。とにかく、名探偵が登場する作品が好きでした。<br>そして、加納朋子『ななつのこ』に出会うと、もう完全にミステリーの面白さに目覚めました。「こういうのもミステリなんだ」と。内田康夫、加納朋子の両氏は、タイプこそ違うけれども、この人たちの作品がミステリの魅力を教えてくれました。
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Q5.新作が出たら(高くても)必ず買う作家は何人いますか? |
内田康夫、加納朋子、はやみねかおる。
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Q7.あなたの読み方の特徴は? |
特にありませんが、人物に感情移入しながら読むことが多いですね。
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Q8.ミステリの中で、特に好きなジャンルや設定はありますか? |
「名探偵」に対するこだわりはずいぶん減りましたが、それでも、倉知淳の「猫丸先輩」など、ユニークなキャラクターが出てくると、喜んでしまいます。加賀美雅之(『双月城の惨劇』)のベルトランのような紳士的で、それでいて超人的な推理力を持つ探偵も好きです。<br>基本的にガチガチの本格に魅力を感じます。ですが、残念ながらそのような作品は多くないですね。あっても、すぐに「王道」から外れてしまうし、また若手のミステリ作家に筆力がなさすぎる・・・。<br>となると、やはり物語性豊かなミステリーが、ベストですね。
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Q9.逆に、あまり好きではないジャンルや設定はありますか? |
森博嗣の作品が、どうしてあんなに評価されるのか。<br>それは、彼が「大人な」作品を書いているからです。例えば「Vシリーズ」では、およそ品格とは無縁な設定が続出するのに、決して大人をあきさせない。<br>一方では、同じようなことを書いているのに、多くの作家の作品は非常に幼稚です。それはおわかりになると思います。メタだ、萌えだとわけのわからない単語が出てくる。嫌いなジャンルは特にありませんが、やはり未熟な作者が書いたような作品は好きになれません。
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Q10.あなたのミステリ観に影響を与えた人物・書物・団体等は? |
前述の通り、加納朋子になります。<br>はやみねかおるの姿勢も好感が持てます。
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