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ミステリの祭典

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モトキングさんの登録情報
平均点:6.06点 書評数:78件

プロフィール| 書評

基本情報

好きな作家島田荘司、鮎川哲也、有栖川有栖、森博嗣、エラリークイーン、アガサクリスティ
一言推理で解ける設計が好きです。 <br>中でも、何故か自分だけに解けない見事な設計が好きです。
登録年月日 : 2008-10-07 15:19:24 +0900

10の質問

Q1.月に何冊くらいミステリを読みますか?
 不定期で一律には回答出来ません。<br> 流石にゼロはないですが、2冊だったり、10冊だったり。<br> ま、でも多分多くても10冊以上はないかな。<br> 昔は狂ったように読んだ時期もあったけど…。

Q2.ミステリ以外によく読むジャンルはありますか?
 今はミステリ以外はほとんど読まない。<br> 昔で言えば、純文学、ヒロイックファンタジー、歴史小説。<br>とか、かな。<br> 一時期、田中芳樹にハマったな〜。<br> 銀英伝、アルスラーン、創竜伝…。懐かしい。

Q3.一番最初に読んだミステリは?それはいつ?
 一般的な定義では、モーリス・ルブランやコナン・ドイル、<br>江戸川乱歩辺りだろうと思うけど、今、自分が思うミステリー<br>の定義には、これらは当て嵌まらないと思う。<br> 今でも、「これは確かにミステリだった」と思えるのは、<br>ガストン・ルルーの「黄色い部屋の謎」かな。密室という<br>ミステリの代表的舞台要素に出会ったのもこれが初めてだ<br>ったけど、あの解決は今も当時も、納得いかない。あまり<br>綺麗じゃないよね。

Q4.ミステリにはまったきっかけの作品は?
 うーん。全く定かではないです。覚えてません。<br> はっきりと衝撃を持って記憶しているのは「占星術」かな。

Q5.新作が出たら(高くても)必ず買う作家は何人いますか?
 いません。<br> 大好きな作家はたくさんいるけど、世の中、これだけ本が<br>溢れている時代に、新刊を買うような真似はしません。<br> やっぱ、経済的に文庫版…ときに中古かな。それでも、自<br>分の読書スピードでは永遠に追いつかないほど、本は溢れて<br>いるから。<br> これは、嬉しいけど、やはり悲しいことです。永遠に出会<br>えない素敵な本の何と多いことか。

Q6.一番たくさん人に薦めた作品は?
 常にこれが最高というのではなく、やはりリアルタイムに、<br>自分の中で今最もホットな作品を薦める傾向にある。<br> それでも、強いてスタンダードを言えば↓<br> ・初心者には<br>   綾辻行人「十角館の殺人」<br>   アガサ・クリスティ「そして誰もいなくなった」<br>   岡嶋二人「そして扉が閉ざされた」<br>   殊能将之「ハサミ男」<br> ・中級者には<br>   島田荘司「占星術殺人事件」<br>       「斜め屋敷の犯罪」<br>   有栖川有栖「双頭の悪魔」<br>   森博嗣「すべてがFになる」<br> ・上級者には<br>   …ま、変に薦めなくても大丈夫でしょ。<br>   後は未知の領域。<br>   強いて言えば、変でお馬鹿な作品かな。<br>   清涼院流水「コズミック」とか?<br>   あと、これらはある種、伝説だから、読んでみれば良<br>  いかも知れません↓<br>   小栗虫太郎「黒死館殺人事件」<br>   夢野久作「ドグラマグラ」<br>   このうち、黒死館の方は相当、気合い入れないと読み<br>  切れません。私、何度挫折したことか。<br>   「ドグラ」は凄いです。わけがわかりません。<br>   読者も作者も登場人物も、全てが狂っていく…。そん<br>  な小説です。

Q7.あなたの読み方の特徴は?
 もう間違いなく「推理しながら読む」、ですね。<br> やっぱ真剣に取り組んだ方が、サプライズもでかい。<br> その分、当てる回数も多いけど、それをかいくぐった見事<br>な作品足るや、自分の宝石になります。

Q8.ミステリの中で、特に好きなジャンルや設定はありますか?
1.「読者への挑戦状」付きの作品<br>   何と言っても、これが最高。自分の読み方(↑)から<br>  すればもう究極的に好きな構成です。<br>   ただ、数は少ないですよね。<br>2.クローズドサークルもの<br>   限られた空間の中で、限られた人物達だけで進むミス<br>  テリ。良いッスね。登場人物が雑多じゃないのも良い。<br>   でも、これももうネタ的に厳しい状況。<br>   それでも、だからこそ、未だ見ぬ新作を見てみたいと<br>  思ってしまう。<br>3.不可能犯罪もの<br>   密室とかね。<br>   やっぱ、これ考えつくか付かないかで、ミステリ作家<br>  になれるかどうかの境界が出来ると思う。<br>   いくら文書や構成、物語が面白くとも、やはり生涯に<br>  一度は、書かねば!

Q9.逆に、あまり好きではないジャンルや設定はありますか?
1.スプラッタ系。<br>   あんまりないけど、…というか綾辻の「殺人鬼」?<br>2.特定の探偵役が出ないもの。<br>   謎解きをする奴(←探偵役)がいないと嫌ですね。<br>   こういう作品は得てして、犯人の独白解決とかが多<br>  い。やっぱ、手掛かりつかんで、真相迫って、なんぼ。<br>   独白じゃ、推理出来ないよ。<br>   もちろん、刑事モノも、一個人の探偵役が出ず、組織<br>  としての解決なので×。刑事モノは、真相が徐々に読者<br>  にも提示されてしまい、最後でのどんでん返しがないも<br>  のが多いので。<br>3.テレビシリーズのコロンボみたいな作品<br>   コロンボみたいに、犯人が殺人を犯すシーンから始ま<br>  って、犯人の焦りとコロンボの推理・観察が見所みたい<br>  な作品は、中には面白いのも意外と多いけど、やっぱり<br>  推理したいので。

Q10.あなたのミステリ観に影響を与えた人物・書物・団体等は?
 島田荘司。<br> 他にも、もちろん、たくさん影響を受けたのだろうけど、<br>特筆すべきは一人。<br> 但し、あくまで「影響」であって、彼の説くミステリ論全<br>般を信仰しているわけではない。<br> とにかく「占星術」が凄すぎた。<br> この一作があるからこそ、やはり、説得力がある。