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ミステリの祭典

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脅迫者たちのサーカス
倉原真樹シリーズ

作家 日下圭介
出版日1994年08月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 nukkam
(2015/11/05 13:26登録)
(ネタバレなしです) 1994年発表の倉原真樹シリーズ第6作で、色々なミステリー要素を含んでいますが総合的には誘拐サスペンスに分類できるかと思います。読者には誘拐でなく家出であることが最初から明かされているのですが、にもかかわらず身代金要求によって警察が誘拐事件として捜査を開始するプロットがなかなか個性的です。真樹の地道な捜査、スクープねらいのメディアの暴走、家庭ドラマ、執行猶予期間というタイムリミットなど様々な場面が入り乱れ、良く言えば多彩、悪く言えば焦点の定まりにくいストーリーです。真樹は女性ゆえに警察内で実力を正当に評価されていないようですが、あの独断的行動では出世に縁がないのもやむなしでしょう(笑)。最終章で真樹がある真相を見抜いたことが示唆されていますが、ちゃんと推理説明してくれないので本格派推理小説好きの私には不満でした。

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