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ミステリの祭典

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イヴが死んだ夜
十津川警部シリーズ

作家 西村京太郎
出版日1978年11月
平均点7.00点
書評数1人

No.1 7点 斎藤警部
(2015/10/23 01:56登録)
ふとももにバラの刺青が印象的な若い女性が殺された。続いて同様の刺青を持つ女性が自殺。渦中に十津川警部の婚約者が巻き込まれるが、彼女と亡くなった二人を結ぶのは或る一人の男。。。悩める十津川警部はなんとインターポール(國際警察)への派遣が終わったパリ帰り(!)。いつにも増して、表情は苦い。警視庁と岐阜県警の合同捜査は躍動的。十津川警部の私生活を侵す影に悶々としつつ、スピーディーな展開の果てに見出した結論は如何。
暗く重い読後感をもたらす、サスペンスフルなハード本格長篇。
初期京太郎が好きなら、行け。

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