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ミステリの祭典

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仮借なき明日

作家 佐々木譲
出版日1989年01月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 あびびび
(2015/10/12 00:45登録)
大手農機メーカーの原田亮平はトラブルの渦中にいるのが好きな男…。そのせいで休職中だが、彼の能力を買っている常務から、フィリピン工場の出張を命じられる。なんでも、最近は不良品が続出しており、正常に稼働しているとは思えないらしい。

さっそく現地に飛んでみると、そこは地元権力者、やくざ、警察関係者が絡む不正、わいろの巣窟だった。その巨悪に対して原田は持ち前のフットワークの軽さで、工場を正常化しようとするが…。

ハメットの「血の収穫」そのものである。最初は面白かったが、主人公のスーパーマンぶりが鼻についてきて、結末も露見し、スピードダウンとなってしまった。

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