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ミステリの祭典

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俳優探偵チャールズ・パリス

作家 サイモン・ブレット
出版日1994年02月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 nukkam
(2015/09/30 20:38登録)
(ネタバレなしです) 1991年発表のチャールズ・パリスシリーズ第14作の本格派推理小説で、このシリーズとしては珍しく演劇界が舞台になっておらず、チャールズは会社案内ヴィデオに出演する仕事に取り組んでいます。この作者にサラリーマン世界をちゃんと描けるのかと疑問に思ってましたが、第7章で会話されている管理職としての悩みなどには結構なるほどと思わされました。チャールズの迷走する推理や24章でのある結論(個人的にはちょっと納得しがたい結論ですが)もそれなりに印象的ですけど、一番記憶に残るのは(謎解きからはややはずれますけど)22章から23章で描かれている悲劇の方でしょう。

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