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ミステリの祭典

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霧氷

作家 夏樹静子
出版日1976年02月
平均点7.00点
書評数1人

No.1 7点 斎藤警部
(2015/08/21 13:43登録)
ある女は、夫の出張不在中、ノイローゼから幼子を窒息死させてしまう。
別のある女は、お腹の子の父親が行方知れずとなり、やがて遺体となって発見される。
不幸な二人の女が遭遇したのは、霧氷きらめく雪の雲仙。
やがて嬰児殺しの裁判が始まり、二つの死を結ぶ鍵の存在が露わにされる。。

社会派要素の問題提起が、最後は本格の流儀に吊り出しを喰らった形の様ではあるが
哀しくも美しい力作長篇である事にはまず変わり無し。

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