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ミステリの祭典

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城館の殺人
ベンジャミン・ジャーネット警部シリーズ

作家 S・T・ヘイモン
出版日1988年07月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 nukkam
(2015/08/16 21:10登録)
(ネタバレなしです)  1984年発表のベンジャミン・ジャーネットシリーズ第3作です。シリーズ前作の「聖堂の殺人」(1982年)のような宗教色や民族問題といったテーマがない分、一般に受け入れやすいプロットとなっています。人物描写も上手いです。ただあまりにも救いのない現実に打ちのめされる人がいたりと、物語としては後味のいいものではありません。謎解きに意外性を意図したと思われる部分があるのですが伏線があまりに地味なため、読者がその意外性に気づきにくいかもしれません。

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