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ミステリの祭典

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聖なる森
ウェクスフォード警部

作家 ルース・レンデル
出版日1999年07月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 nukkam
(2015/08/11 14:32登録)
(ネタバレなしです) 登場人物がやたら多いミステリーというとマイケル・イネスの「ハムレット復讐せよ」(1937年)やヒラリー・ウォーの「冷えきった週末」(1965年)あたりを思い出しますが、1997年発表のウェクスフォードシリーズ第17作の本書も負けていません。ハヤカワポケットブック版を開くと3ページにわたる登場人物リスト(実に47人)が目に飛び込んできて、私は思わずページを閉じました(笑)。しかしその割には意外とさくさく読めました。誘拐犯グループ対警察組織という、警察小説に近いミステリーですが最後にウェクスフォードによる謎解き説明があるなど本格派推理小説の要素も残しています。謎解き伏線もそれなりに張ってあります。

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