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ミステリの祭典

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萩・殺人迷路

作家 長井彬
出版日1987年05月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 nukkam
(2015/08/11 14:00登録)
(ネタバレなしです) 1987年発表の長編第10作の本格派推理小説です。なかなか複雑なプロットで、動機、機会、手段の内、主に機会から犯人を推理していくのですがこの人しか犯人はいないのではという状況になってもなお謎が多く残っており、読者はどこか釈然としないまま最終章を迎えることになります。真相を追いかける探偵コンビの結束力が時々微妙なほころびを見せているのもプロットにメリハリを付けている点で巧妙です。もやもや感と緻密な謎解きを上手く両立させていると思います。

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