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ミステリの祭典

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死体あります
マギー・サマーシリーズ

作家 リア・ウェイト
出版日2003年09月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 nukkam
(2015/07/12 21:34登録)
(ネタバレなしです) 2002年に本書でミステリーデビューした米国の女性作家リア・ウェイト(1946年生まれ)は三代続いた古美術商の家に生まれ、自らもアンティーク図版の商売を手がけています。つまりこのシリーズでアンティーク図版専門店「シャドー」を営むマギー・サマーは作者自身をモデルにしているわけです。マギーが商売の合間を縫ってにわか探偵として犯人探しをする様子が軽快な文章で描かれていてとても読みやすいコージー派の本格派推理小説です。使われているトリックが専門的知識を求めているなど謎解きとしては感心できない点もありますが、それよりも動機がとてつもなかったことにびっくりしました。 似たような動機は綾辻行人の某作品でも使われていますが、軽い筆致で書かれているだけに本書の方がむしろ衝撃度は上かも。

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