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ミステリの祭典

生けるパスカル

No.1	7点	斎藤警部
(2015/07/03 00:01登録) 最後のところ、うっかり夫を応援してしまった。。清張さんにしては軽いタッチですが、純文学仕込みの文章で書かれた容赦無いサスペンスは格別のエンタテインメント。心の病持ちとは言え酷い妻だが、夫だって酷い事をする。出口の見えない夫婦のいがみ合い。夫は浮気性の画家だ。。同じく中篇の併録「六畳の生涯」も老人の暗い心の炎を強烈に描いて秀逸。

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