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ミステリの祭典

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CUT 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子
藤堂比奈子シリーズ

作家 内藤了
出版日2014年10月
平均点4.00点
書評数1人

No.1 4点 メルカトル
(2015/06/23 22:02登録)
身体の一部を持ち去られた女性の死体が、幽霊屋敷と呼ばれる古い館で、次々と発見される。主人公の比奈子ら刑事は捜査を行うが、遅々として進まない。果たして犯人の目的とは、そして真犯人は誰なのか・・・
死体発見の描写はいささか気分が悪くなるようなもので、それが却って引き込まれる要因となっているが、それ以外はダラダラとした文章が綴られるばかりで、一向に盛り上がらない。
目くらましのミスリードが目立つが、あざとさしか感じられない。その割には伏線と言えるようなものは存在せず、結局唐突に犯人が登場するのみで、終始がっかりの連続であった。死体を損壊する目的もありきたりで、まさしく凡作としか呼べないような代物だった。

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