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ミステリの祭典

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本棚探偵の生還
本棚探偵シリーズ

作家 評論・エッセイ
出版日2011年08月
平均点7.00点
書評数1人

No.1 7点 Tetchy
(2015/06/22 23:29登録)
喜国雅彦氏の古本に纏わる実にマニアックなエッセイもこれで3冊目。しかし古本に対する探究心と迸るマニア魂は衰えを見せない。

しかし喜国氏の古書収集ライフも晩年期を迎えているようだ。あとがきでは増殖し続ける蔵書たちを整理して処分をし始めたとのこと。流石に普通の生活と古書収集はやはり両立しないようだ。次の『本棚探偵 最後の挨拶』がどうやらこのエッセイの最終巻になるとのこと。ネタ切れというかマンネリ感が否めなかったこのシリーズにもとうとう終止符が付けられるようである。
既に刊行された最終巻でどんな終焉を迎えるのか。一漫画家が紡いだ一古書マニアの古書に纏わるの最後の挨拶に期待しようではないか。

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