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ミステリの祭典

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ミステリとしての『カラマーゾフの兄弟』
高野史緒

作家 評論・エッセイ
出版日2013年05月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 蟷螂の斧
(2015/06/21 20:19登録)
著者の「カラマーゾフの妹」を読む前に、「カラマーゾフの兄弟」本編を読もうかとも思いましたが、5冊もありあきらめました(苦笑)。本書は、「カラマーゾフの兄弟」をミステリーの面から捉えたものです。殺人事件(父親殺し)に係るあらすじがあるので本編を読んでいなくとも大丈夫ですね。なお、真打は真犯人の考察です。証言と供述が、犯行現場と一致していないことより、真犯人がいるのでは?というものです。60ページと短いので非常に読み易く楽しめました。

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