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ミステリの祭典

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スタート!

作家 中山七里
出版日2012年11月
平均点4.00点
書評数1人

No.1 4点 メルカトル
(2015/04/14 22:00登録)
自らの第三長編『災厄の季節』(のちに『連続殺人鬼カエル男』に改題し刊行)を原作として映画化、そのクランクインから一般公開までの、映画製作に賭ける男たちの真摯な格闘を描いたミステリ。
ミステリの要素は刺身のツマのようなものであり、おまけ程度で、ほぼ全編映画に携わる人々の姿を描いた娯楽作品と言える。したがって、あくまで映画マニアのための小説であり、ミステリファンが読むものではない。一応殺人も起こるが、若干意外な犯人以外はこれといったトリックもなく、ミステリとしてはとるに足らないものとなっているのは残念な限りであった。
かと言って、映画に関する薀蓄が披瀝されるわけでもなく、その意味でもいかにも物足りなさを感じる。
Amazonの評価はやはりあてにならないことを、改めて思い知らされた一作であった。

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