昔日 私立探偵スペンサー |
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作家 | ロバート・B・パーカー |
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出版日 | 2008年12月 |
平均点 | 6.00点 |
書評数 | 1人 |
No.1 | 6点 | あびびび | |
(2015/04/02 00:04登録) ディック・フランシスや、ロス・マクドナルドの翻訳でお馴染みの菊池光さんは、この作者の本もほとんどを手掛けておられたが、お亡くなりになり、加賀山卓朗さんの翻訳だった。ディクスン・カーの火刑法廷や、三つの棺も翻訳されている。 正直、自分は翻訳家の方たちの名前はほとんど見ない。解説をされている翻訳家は少し覚えている。たとえば、ジェフリー・ディヴァーの池田真紀子さんはそうである。 それがなぜ、今回興味を持ったかと言えば、いつものスペンサー・シリーズの会話と違う印象を持ったからである。菊池さんの軽快なタッチを、より軽快にしているような…。ハードボイルドの会話をすごく意識したような…。お蔭で?380ページをサラッと読めた。 本の中身は、事件を通してスペンサーとスーザンの恋物語を原点から掘り起こし、さらに二人は親密になって行くーある意味、集大成のような流れになっている。、黒人の相棒ホークとの友情、さらにヴイニー、チョヨなど、お馴染みのガンマンも総出演して、二人を守り、花を添えている。 |