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ミステリの祭典

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越後恋歌殺人譜
尾高一幸シリーズ

作家 草野唯雄
出版日1986年11月
平均点4.00点
書評数1人

No.1 4点 nukkam
(2015/03/03 20:38登録)
(ネタバレなしです) 1986年発表の尾高一幸シリーズ第5作の本格派推理小説です。尾高が有力容疑者の無実を証明しようとするプロットはシリーズ第1作の「支笏湖殺人事件」(1980年)を彷彿させますが、本書は真犯人の正体が意外と早く見当がつき、アリバイ崩しの謎解きに移ります。ところがこのアリバイトリックがとんでもない腰砕けのトリックでがっかりさせられたのですが、このままではさすがに終わらず最後に驚きの仕掛けが用意されていました。まあ今回は尾高よりも梅田弁護士の方がお手柄だったような気がしますけど。

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