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ミステリの祭典

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猫はクロゼットに隠れる
シャム猫ココ

作家 リリアン・J・ブラウン
出版日1997年09月
平均点3.00点
書評数1人

No.1 3点 nukkam
(2015/02/24 19:06登録)
(ネタバレなしです) もともとこのシリーズは謎解きの面白さにはあまり期待をかけれなかったのですが、1993年発表のシリーズ第15作の本書あたりから一段とミステリーらしさが失われてしまったような気がします。主な事件は遠く離れたフロリダで起こった自殺らしき事件(クィラランは現場へ行きません)と農場主の失踪事件で、どちらも事件性が低いためミステリーとしての魅力にやや乏しく、クィラランの推理も論理よりは直感に頼った感があります。ミステリー以外の部分(演劇、ハロウィーン、クリスマスなど)の描写の方が光っています。

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