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ミステリの祭典

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ひらけ胡麻!
ヘイズルリッグ主任警部

作家 マイケル・ギルバート
出版日1958年01月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 nukkam
(2014/12/01 00:46登録)
(ネタバレなしです) 1949年発表のヘイズルリッグ主任警部シリーズ第3作ですが、軽い内容の冒険スリラーでヘイズリッグは脇役です。もっとも主役を特定するのは難しく、最初はバディかと思いましたがやがてバディの友人ナップの方が目立つようになり、後半になると今度はナップの伯父シーダーブルック卿が活躍しています。物語のテンポがよくて主役不在でも退屈も混乱もせずに読め、政治ネタや経済ネタが織り込まれたプロットながら軽妙さは失われません。最後はヘイズルリッグが手引き(?)して荒業(あらわざ)で締め括っているのが印象的です。

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