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ミステリの祭典

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六花の勇者 5

作家 山形石雄
出版日2014年11月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 kanamori
(2014/12/08 20:44登録)
〈運命〉の神殿に辿り着いたアドレットたちは、そこで”勇者の紋章”の創造主”一輪の聖者”に出合う。そして、凶魔の統率者テグネウが仕掛けた〈黒の徒花〉の内容を知り、対策を議論する矢先に、フレミーが衝撃的なひと言を放つ---------。

選ばれし6人の勇者が魔神と凶魔たちに戦いを挑む冒険ファンタジー、シリーズの第5弾。
神殿の迷宮内を舞台にして、〈黒の徒花〉というテグネウが放った一手により勇者たちが疑心暗鬼に陥り仲間が分裂する事態となる本編。ストーリーそのものは動きに乏しく、同じところをグルグル回っている印象を受けますが、物語の終盤で、遂にシリーズを通した謎の核心、「7人目」の正体が明らかになる。
これまでの流れだと、いったいどのように収拾をつけるのか全く想像がつかなかったのだけど、なるほど!これは考えましたね。〈黒の徒花〉というファクターが加わってからストーリーが混沌としてきた感がありましたが、ようやくスッキリしましたw
エピローグの描写から、次回はハンスとチャモを主軸とした物語になるのだろうか。

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