九杯目には早すぎる |
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作家 | 蒼井上鷹 |
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出版日 | 2005年11月 |
平均点 | 4.67点 |
書評数 | 3人 |
No.3 | 5点 | メルカトル | |
(2011/08/10 21:29登録) はっきり言ってどれもこれも取るに足らない、もっと言えば読んだその日に忘れてしまうような短編集。 その中で唯一『私はこうしてデビューした』が、折原一氏を髣髴とさせて面白かった。 ちょっとしつこい感じもするが、オチもキッチリついていてブラックな結末はなかなかのもの。 その他の作品は、サスペンスでもなければ本格でもない、どっちつかずの中途半端な出来映えである。 |
No.2 | 3点 | なの | |
(2008/12/25 20:50登録) 小器用ですが面白くありません それで全てが語り尽くせる短編集 |
No.1 | 6点 | こもと | |
(2007/10/15 23:35登録) いやはや、全編に亘ってブラックユーモアが冴えてますなぁ。 長いことミステリを読み続けていると、探偵役がいて、犯人がいて、事件が起きて、解決編があって・・・「ミステリとはこうあるもの」だと、知らず知らずに思い込んでいる概念ってあると思うんですが、蒼井氏はそれを粉砕してくれますね。 意外な出来事に虚を突かれた瞬間は、「えっ?」ではなく、「へっ?」という表現がぴったりか、と(笑) ハリィ・ケメルマンの名作「九マイル・・・」に似せたタイトルに惹かれてしまった・・・。 |