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ミステリの祭典

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ダンガンロンパ霧切3

作家 北山猛邦
出版日2014年11月
平均点6.00点
書評数2人

No.2 6点 名探偵ジャパン
(2016/09/20 19:13登録)
大掃除をしてたら出てきた。買ったの忘れてた。
人気ゲーム「ダンガンロンパ」のスピンオフミステリ第3弾。
「密室十二宮」という派手な煽りが帯に踊っていたので、漫画「聖闘士星矢」のように、十二個連なった密室を次々に解いて先を目指すような展開なのかと思っていたのですが、ちょっと肩すかしでした。
とはいえ、出てくる北山の十八番、物理密室トリックは大胆で読み応え(というか、図解での見応え)があり満足出来ました。

事件はこの巻だけでは終わらず、第4弾に持ち越しです。
というわけで、書評は「ダンガンロンパ霧切4」に続く!

No.1 6点 アイス・コーヒー
(2014/11/30 14:47登録)
北山氏が数週間星海社に「館詰め」してかきあげたというシリーズ一年ぶりの新刊。今度の「黒の挑戦」は十二の密室殺人がはっせいする「密室十二宮」。窮地に追い込まれた五月雨結と霧切響子の前に、トリプルゼロクラスの名探偵・御鏡霊が現れた…。

前作の「探偵オークション」に比べるとスケールは落ちているし、そもそもクローズドサークルではないのだが中心となる物理トリックは緻密で手抜かりはない。
ただ、「密室十二宮」というのだからクローズドサークルで十二重密室殺人でも起こるのかと思えばそうでもなく、実際に解決される密室は一件だけだったというのはやや肩すかしだった。
そういうわけでミステリとしては割と地味な内容だったが、「あの人」の登場とか「あの人」の死だとかストーリーとしては面白い点が多く、今後の展開に期待したい。御鏡霊も次回作では本領を発揮してくれるのだろうか…。

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