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ミステリの祭典

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日本海殺人ルート
十津川警部シリ-ズ

作家 西村京太郎
出版日1987年04月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 谷山
(2014/09/14 04:04登録)
特急「白鳥」内で女性実業家が殺害されたことを発端に、次々と連続殺人が起こるという内容です。
西村氏の作品、特にこの殺人ルートシリーズはどんどん殺人事件が起きるので派手で楽しいです、とか言うと少々不謹慎かなw

ただ今回ちょっと気になったのが、十津川さん達はかなり早い時点で、動機は財産目当てで、犯人もこいつだと決め付けてかかってるんですね。具体的に言うと40ページ辺り。まあ確かにアリバイ崩し系は「誰が犯人か?」ということよりも「容疑者のアリバイを崩す」ことに重点が置かれることが多いですが、さすがに今回のはどうかと思い、出来れば意外な人物が犯人であって欲しいと思い読み進みました。

あと中盤で今までの捜査をひっくり返すような事件が起こったのですが、結局そのことのフォローがないままだったのが残念。まあ真相はなんとなく想像できますが。

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