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ミステリの祭典

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経済学殺人事件
ヘンリー・スピアマン教授シリーズ

作家 マーシャル・ジェボンズ
出版日2004年02月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 nukkam
(2014/09/02 10:46登録)
(ネタバレなしです) この作者の正体は2人の米国人大学教授による合作ペンネームで、マーシャルもジェボンズも実在の著名な経済学者の名前から採ったとか。あちこちの場面で経済学が講釈されていますがそれほど専門用語を乱発しているわけではなく素人にも比較的わかりやすいです。経済学が推理を助けるというなかなかユニークな本格派推理小説ですが、動機がわかれば犯人決定という結論はかなり強引、説得力ある手掛かりが欲しかったですね。ちなみに本書の米国原書は「The Massachusetts Institute of Technology」という、ミステリーとは関係なさそうなところから出版されていて、ミステリーでありながら教育目的も併せもつ作品のようです。

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