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ミステリの祭典

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霧塚タワー

作家 福谷修
出版日2013年05月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 メルカトル
(2014/06/08 22:22登録)
こういう言葉が当てはまるかどうかわからないが、正統派のホラー小説。正統派だけに、ごくごく普通の、特筆すべき点もないが出来もそれほど悪くないという、言ってみれば平凡な作品である。
女子中学生の瑞菜は父親の単身赴任をきっかけに、家族と共に格安物件の霧塚マンションへ引っ越すことになった。だが、このマンションには怪しい噂があったのだ。そこはかつての廃病院の跡地に建てられており、その病院は廃業へと追い込まれるだけの理由があった。そして引っ越してしばらくすると、瑞菜の周りでクラスメートが自殺したり事故にあったりという、怪しげな事件が立て続けに起こり始める。
ホラーとしてはよくありがちな展開で、これといって秀でたものは見当たらないが、それなりにまとめられているとは思う。主人公の瑞菜がとんでもない状況に追い込まれるにもかかわらず、随分落ち着いていて、その分怖さも抑え気味な感じを受ける。まあ迫力不足とも言えるだろう、尺が短いのでやや急ぎ足の感は否めない。だからどうしても、盛り上がりに欠けインパクトも薄いのである。
文章も?が多すぎるし、あまりこなれた感じがしないので、その意味でも損をしているように思われる。それと、誤字脱字が多すぎる。

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