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ミステリの祭典

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特捜7 銃弾
別題『水葬の迷宮: 警視庁特捜7』

作家 麻見和史
出版日2014年05月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 makomako
(2018/04/10 21:24登録)
この作品は水葬の迷宮と改題されました。改題された後の作品を読んだ感想です。
両肩から切断された警察官の殺人事件が起き、拳銃が盗まれその拳銃で次々と殺人が起きる。実は20年ほど前にも同様に肩から切断された事件が起きていた。
なかなか魅力的な謎です。
登場人物もよく描かれており、謎の解明もあまり無理がない。警察小説なので、名探偵は出てこずお話はゆっくりと進んでいく。
悪くはないですね。でもこれだといったインパクトも少ないかな。だからとても面白かったというまでには至りませんでした。

以下ちょっとネタバレです。
私としては事件が解明されると、どうしても両肩切断のところが引っ掛かります。このお話の状態で両肩切断(関節から切り落とすなら離断ですが)を行うのは大変すぎますね。私は仕事の関係で経験がありますのでこれははっきり言えます。瀕死で重傷の素人には無理です。
従ってこのお話は現実としてほとんど成り立たないこととなります。
残念だなあ。これさえなければもっと高い点数があげられたのに。

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