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ミステリの祭典

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コールド・ロード

作家 T・ジェファーソン・パーカー
出版日2003年10月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 蟷螂の斧
(2014/05/02 20:03登録)
サンディエゴ市の実力者ピート・ブラガが撲殺された。トム・マクマイケル部長刑事が担当となるが、彼にとって、それは皮肉なものであった。ブラガ家とマクマイケル家の間には3世代におよぶ確執があった。トムの祖父はピートに射殺されたが正当防衛となっていた。その後、ピートの長男が襲われ、知能の発達が止まる。それはトムの父親の仕業と思われている。そしてトムもピートの孫娘パトリシアと10代のころ恋に落ちたが、両家の確執で恋は終わった。ピートの身の回りの世話をしていた看護婦サリーが容疑者となるが、トムはサリーを愛してしまう。~2つの家族の確執、親子の葛藤、元恋人との関係、容疑者との恋、警察内部の暗部等々盛りだくさんで600ページを超える長編です。読みごたえはありましたが、事件と恋くらいで納めてくれれば、ちょうどよかったかも。

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